平安装束の行列華やかに 葵祭

京都三大祭りのトップを飾る葵祭が15日、京都市内で繰り広げられた。平安王朝の装束を身につけた511人の行列が新緑まぶしい都大路を進み、沿道を埋めた見物客が華麗な王朝絵巻に見入った。人出は8万1千人(府警調べ)と、土曜日に催された昨年の8万7千人を下回った。
 京都地方気象台によると、この日の市内の最高気温は26・2度で、さわやかな初夏の日差しが降り注いだ。
 午前10時半、先頭から最後尾まで約1キロの行列が京都御所(上京区)の建礼門前を出発。本列(近衛使(このえづかい)代列)は、紅色の水干(すいかん)姿の牛童(うしわらわ)が綱を引き、フジの花を揺らす牛車(ぎっしゃ)(御所車)が車輪をきしませて進んだ。斎王代列(女人列)の十二単(ひとえ)姿の斎王代が乗った腰輿(およよ)が近づくと、沿道から歓声が上がった。行列は、下鴨神社(左京区)を経て、上賀茂神社(北区)で約8キロの行程を終えた。
 葵祭は両神社の例祭。正式には「賀茂祭」という。フタバアオイを装束などに飾ることから、葵祭と呼ばれる。祭りの起源は6世紀までさかのぼる。

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コメント: 3
  • #1

    gskanagawa2 (日曜日, 15 5月 2011 20:42)

    鮮やかな新緑の下を進む葵祭の行列。フジの飾りを付けた牛車を大勢の見物客が見守った

  • #2

    gskanagawa2 (日曜日, 15 5月 2011 20:43)

    鮮やかな新緑の下を進む葵祭の行列。フジの飾りを付けた牛車を大勢の見物客が見守った

  • #3

    gskanagawa2 (日曜日, 15 5月 2011 20:44)

    鮮やかな新緑の下を進む葵祭の行列。フジの飾りを付けた牛車を大勢の見物客が見守った